地元民による辛口レビュー 宇治食べ歩き日記

お茶とスイーツの町宇治で、本当に美味しいモノを求めて食べ歩き。

中村藤吉平等院店 季節限定!新茶を使ったゼリー

 

中村藤吉平等院

 

日差しも徐々に強さを増してきた5月下旬。
中村藤吉平等院店へ、この季節限定の新茶ゼリーを食べに行く。

京都では四月下旬に新茶の時期を迎える。
さっぱりとした新茶の風味が、どうゼリーに生かされているか、楽しみだ。

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まずはお庭拝見

今では珍しくなってしまった硝子戸付きの縁側。
庭を広く見せ、座敷に光を沢山取り込む為のもので、日本独自の建築だ。
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庭から宇治川を眺める。
この辺りでよく記念撮影している人が多い。
中村藤吉はここから歩いて10分程の所にある本店が人気だけど、この平等院店のロケーションも素敵だ。

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裏口に回って。
一層濃さを増した新緑が鮮やかだ。

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お茶とスィーツ

焦らしてしまって申し訳ないが、いよいよ本題のお茶とスィーツだ。

 

くきほうじ茶

ウェルカムドリンクは「くきほうじ茶」。
その名の通り茎の部分を使った焙じ茶
渋み成分であるタンニンを含まない為、癖のないさっぱりとした風味が特徴。
お代わりを頂いたが、何杯でも飲めてしまいそうだ。

 

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新茶ゼリー

 

そしてこれが貴重な新茶を使った新茶ゼリー。

新茶特有のさっぱりとした甘みは確かに感じられるが、正直に言うと抹茶やほうじ茶のゼリーよりも一歩譲る。
新茶はその風味が繊細なゆえ、ゼリーにするのが難しかったのかもしれない。

とはいえやはりそこは中村藤吉。
ジェラートや白玉はお茶を引き立てる「お茶請け」ではない。
それぞれが主役級に美味しいのだ。

シャリっとした氷の粒が舌の上でとろけるジェラートは絶品だし、モチモチの白玉に甘い餡を絡めてほおばるのもたまらない。
振りかけてある新茶の葉も、彩りだけでなく風味を添えている。

そこそこボリュームがあるのだけれど、最後まで食べ飽きずに完食することができた。

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